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開会式では兵庫県立西宮高校3年の柏原雅さん(18)=神戸市垂水区=が国歌を独唱した。新型コロナウイルスの影響で、開幕日に登場した6校のメンバーだけが入場行進するなど、例年より静かな式だったが、「きれいな声で歌い、選手を勇気づけられたらいいな」との思いでマイクに向かったという。
全日本学生音楽コンクールの声楽部門高校の部で優勝し、大役を担うことになった。昨年は春夏の甲子園大会が中止になったため「2年分の思いを持って大会に臨む選手を応援したいという気持ちがより強くなった」という。堂々と歌声を披露し「快晴の甲子園で、国旗掲揚に合わせて自分の声が乗るのが気持ち良かった」と振り返った。