第106回全国高校野球選手権兵庫大会第15日は26日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で準決勝があり、第2試合は前回準優勝の明石商が1-0で東洋大姫路を下し、2年連続の決勝進出を果たした。東洋大姫路は2013年以来となる決勝進出を逃した。
もう1試合は選抜大会で2年連続準優勝の報徳が勝ち上がった。決勝は28日午前10時から同球場で行われる。
明石商は四回、清水悠仁三塁手の適時打で先制した。先発の横山康瑛投手は7安打されながら要所を締めて無失点。準決勝の滝川第二戦に続き、完封した。
第1試合では、報徳が5-4で社に延長十回タイブレークの末にサヨナラ勝ちし、2018年の東兵庫大会以来6年ぶりの決勝進出を決めた。社は1972~74年の東洋大姫路以来、史上6校目の3連覇を逃した。
報徳は二回、4番斉藤佑征一塁手の右翼席へのソロホームランで先制。1-4と勝ち越された直後の七回は無死満塁で、安田羽瑠左翼手の内野ゴロ、代打貞岡拓磨選手の左犠飛、西村大和三塁手の右前適時打で4-4に追い付いた。延長十回は福留希空(のあ)中堅手の適時打で激闘に終止符を打った。
社は六回、藤原悠宇一塁手の中前適時打で1-1とし、七回は竹田鈴之介二塁手の右前適時打や敵失で3点を挙げ、4-1としたが追い付かれ、タイブレークで力尽きた。
優勝校は8月7日に甲子園球場で開幕する全国高校野球選手権に兵庫代表として出場する。