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酒かす入りのクラフトビール製造に携わった(左から)岸名祐樹さん、矢持光晴さん、井筒一摩さん=丹波篠山市北
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酒かす入りのクラフトビール製造に携わった(左から)岸名祐樹さん、矢持光晴さん、井筒一摩さん=丹波篠山市北
ビールのラベルには、原料の麦やホップに加え、魚や山などもあしらわれた
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ビールのラベルには、原料の麦やホップに加え、魚や山などもあしらわれた

 日本酒が名産の兵庫県、丹波地域で、酒かす入りの地ビール「丹波酒粕(さけかす) Hazy IPA(ヘイジーアイピーエー)」が誕生し、人気を呼んでいる。魚料理などの和食に合うビールを目指し、丹波地域の酒販店、クラフトビール醸造所、釣り具メーカー3社が共同開発。コロナ禍で苦境に立つ酒造会社、酒販店、飲食店に向け「丹波からエール=ビールを届ける」と、意気込んでいる。(真鍋 愛)

 発起人は、酒販店ひかみや(丹波市柏原町母坪)社員矢持光晴さん(41)。地ビール造りに元々関心があったが、本格的に製造を志したのは、3回目の緊急事態宣言発令後。矢持さんは「飲食店がお酒を出せないから酒販店の卸先がなくなり、経営が厳しくなる。酒販店が苦しいから、醸造所も酒が造れない。昨年は自分らのことで精いっぱいやったけど、『これはやるしかない』と思った」と振り返る。

 「どうせ造るなら、地元での製造に徹底的にこだわりたい」。ビール造りは、醸造所を併設するパブ「丹波路ブルワリーテラノ・サウス」(丹波篠山市北)代表、井筒一摩(かずま)さん(35)に依頼。ラベルのデザインは、釣り具メーカーマグプロダクツ(丹波市山南町梶)社長の岸名祐樹さん(38)にオーダーした。

 釣り具メーカーとの珍しいコラボを生かそうと、ビールのコンセプトは「釣った魚と一緒に楽しめるビール」に。目玉原料には魚料理や和食との親和性を考慮し、山名酒造(同市市島町上田)の酒かすを選んだ。醸造では、酒かすの酵母がビールの発酵を邪魔しないよう心掛け、うま味、風味を残すため、投入は発酵の最後にしたという。

 井筒さんは「酒かすを使うのは初めて。不安だったが、うま味が溶け出したまろやかな味わいになった」と自信をのぞかせる。

 岸名さんは「コロナ禍で釣りに挑戦する人が増えた。釣った魚と一緒にビールを楽しんでもらえれば」。矢持さんは「まずは個人で楽しんで、コロナ禍が明けたらぜひ皆で乾杯して」と話す。

 7月2日午前10時から、ひかみやなどで販売再開。330ミリリットル入りで740円。1人4本限定。ひかみやTEL0795・73・0968

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