丹波

衆院選31日投開票 丹波地域での訴えは 梶原康弘氏(65)立・元

2021/10/30 05:30

 31日に投開票が迫る衆院選。兵庫5区でも立候補者3人が1票でも上積みしようと、声をからしている。丹波地域ではこれまで、各候補が選挙戦中盤以降、相次いで個人演説会や街頭演説を開催。人口減少、農業の担い手不足など、この地域が抱える課題について熱弁を振るった。3人の主張を紹介する。(衆院選取材班)

■農家戸別補償を復活へ  

 私が三十数年前に帰ってきたころは、丹波はもっともっと元気があった。

 首都圏に人口が集中し、近畿では阪神圏に工場が集まっている。首都直下地震や南海トラフ地震が起きれば、街がいつ復興できるか見当がつかない。だから、住宅や工場を地方に分散させる。豊かな自然環境の中で新しい街をつくっていくことが必要で、国がそれをやらないといけない。

 「地方分散法」をつくり、大都市から工場を丹波や但馬に移転させれば、過疎などの問題は解消する。

(22日、丹波篠山市の四季の森生涯学習センターで)

 民主党政権で農水大臣政務官などとして、農家への戸別所得補償制度を実現させた。

 今年の米の買い取り価格は、食管制度があったときの半分。これでは小規模農家はやっていけない。自民党の農業政策は大規模化を図り、そこだけにお金を突っ込んでいる。丹波で大規模といってもできない。このままではどんどん耕作放棄地が増えてしまう。

 私はもう一度、戸別補償制度を復活させたい。自然豊かで、農業が盛んで、若い人が農業もしながら生活を営める丹波にしたい。

(23日、丹波市の氷上住民センターで)

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