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自慢の「篠山ビーフカレー」と店主の中林さん。ビーフブイヨンがベースのスープも、ルーに深みを与える=丹波篠山市北新町
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自慢の「篠山ビーフカレー」と店主の中林さん。ビーフブイヨンがベースのスープも、ルーに深みを与える=丹波篠山市北新町
今春開店した「篠山ビーフカレーTAKI」=丹波篠山市北新町
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今春開店した「篠山ビーフカレーTAKI」=丹波篠山市北新町
「篠山ビーフカレーTAKI」を開いた中林さん=兵庫県丹波篠山市北新町
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「篠山ビーフカレーTAKI」を開いた中林さん=兵庫県丹波篠山市北新町
篠山ビーフを使った自慢の「篠山ビーフカレー」=丹波篠山市北新町
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篠山ビーフを使った自慢の「篠山ビーフカレー」=丹波篠山市北新町
神戸新聞NEXT
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 インド発祥ながら、いまや日本人の国民食ともいえるカレー。本場・インドの本格派をはじめ、欧風カレー、タイカレー、スリランカカレー、中華カレーなど多種多様だ。近年は日本独自のスパイスカレーも各地で話題。今回紹介するのは、兵庫県丹波篠山市に今春オープンした専門店「篠山ビーフカレーTAKI(タキ)」(同市北新町)。神戸の人気店「マンドリルカレー」で5年半修業した中林克仁さん(30)が「30歳までに故郷で起業を」との夢をかなえた。(堀井正純)

 市役所北に隣接する城下町エリアの店。篠山城跡など名所にも近く、観光客も立ち寄るが、平日は地元の常連客らが集う。素材にこだわり、スパイスにも工夫を凝らした欧風カレーだ。

 看板メニューは、地元の「篠山ビーフ西村牧場」の牛肉を生かした「篠山ビーフカレー」(950円)。牛すじカレーと牛こま肉の煮込みカレーがあり、いずれも1日10食限定。コクのあるルーと肉のうま味が極上のハーモニーを奏でる。

 ルーの大部分を占める重要な素材が淡路産タマネギ。じっくり丹念に炒め、濃厚な甘みや香ばしさを引き出した。とろりとした口溶けで、肉や野菜など、具材の味わいを際立たせる。

 もちろん、丹波篠山産コシヒカリのライスとの相性もぴったり。ご飯は大盛りが無料なのもうれしい。

 この日は、牛すじ肉を4時間煮込んだ牛すじカレーを注文したが、適度なスパイシーさ。舌がしびれるような辛さを好む人もいるが、心地よい辛味やうま味、その絶妙のバランスに、あっという間に完食した。食べやすく、思わずおかわりしたくなったほど。

 メニューは、グリーンカレー、キーマカレー、バターチキンカレーなど豊富で、次回は何にしようかと迷う。「食で古里を盛り上げたい。目指すは、年齢や性別を超えて愛される専門店」という店主の思いが、一皿一皿に詰まっている。

 テイクアウトも可。月-木曜午前11時~午後2時半。金土日曜・祝日は午後8時まで。不定休。同店TEL079・555・6138

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