「神明あかふじ米第３６回兵庫県ジュニア軟式野球大会」（神戸新聞社など主催）の西播Ａ地区ブロック大会は２８日、佐用町林崎の南光スポーツ公園で準決勝と決勝があった。決勝は前回準優勝だった小宅ウイングが新宮フレンズと対戦。４－２で昨年の雪辱を果たし、１０年ぶり２度目の本大会出場を決めた。

　たつの市のチーム同士の対戦となった決勝。一回裏に新宮に先制を許した小宅は序盤、打線がつながらない苦しい展開だったが、五回表、１死満塁のチャンスで乾颯太選手（１０）が適時二塁打で試合をひっくり返した。この回、一挙４点を上げ、新宮を突き放した。新宮も五回裏に１点を返したが、及ばなかった。

　乾選手は「チームのために打った。逆転できて最高」と笑顔。主将で最優秀選手賞に選ばれた松田鷲大（しゅうだい）選手（１１）は「打ち勝つ野球で本大会も優勝したい」と意気込んでいた。

　本大会は８月３日からＧ７スタジアム神戸（神戸市須磨区）などで開かれる。（成　将希）

　▽準決勝

小宅ウイング

０００１４２│７

００１３０２│６

御津ファイターズ

（小）千葉－松田、松田－河原（御）古西－八田、八田－古西▽本塁打　中本（御）▽三塁打　松本、徳留（小）▽二塁打　河原、福水（小）、八田（御）

新宮フレンズ

１０００１１│３

０００１１０│２

相生パワフルズ

（新）大森隼介－赤秀（相）小西－大河▽二塁打　赤秀（新）、渡辺龍（相）

　▽決勝

小宅ウイング

００００４０│４

１０００１０│２

新宮フレンズ

（小）千葉、河原－松田、松田－河原（新）大久保泰、国里－赤秀▽二塁打　河原、乾、徳留（小）、大久保泰（新）