兵庫県加西市豊倉町の県立フラワーセンターでチューリップが咲き誇っている。温室で育てた鉢植えなどに続き、露地植えが開花。黄や白、赤、紫など色とりどりの花が競演を繰り広げている。開花は例年より１週間程度早く、見頃は２０日ごろまでという。

　同センターでは、期間中に３５０種類１６万本が楽しめる「チューリップまつり」が開かれている。３月の開幕当初は生育がやや遅れ気味だったが、ここのところの好天で開花が進んだ。

　見どころの風車前花壇や四季の花壇を中心に、八重咲きや花びらの縁がぎざぎざになった「フリンジ咲き」など、多彩な形のチューリップが咲きそろう。

　約２００種を見比べられるチューリップ品種展も開かれているほか、園内では八重桜やボタン、モクレンなどほかの花も楽しめる。

　同まつりは３０日まで。入園料は一般５００円（高校生以下無料）。同センターＴＥＬ０７９０・４７・１１８２

（小日向務）