未来の誰かに、手紙を書いてみませんか-。兵庫県小野市うるおい交流館エクラ(同市中島町)は、数年後の自分や大切な人にメッセージを送る「未来への手紙 LINK TOGETHER」プロジェクトを始めた。申込日から1~10年後の日付を指定することが可能で、市内外の誰でも参加できる。同館の担当者は「新型コロナ禍で大変な今だからこそ、希望を込めたメッセージを寄せてほしい」と呼び掛けている。
パソコンやスマートフォンの普及で、メッセージの手軽な送付が可能になった分、手書きで時間がかかる手紙で特別な思いを伝えてもらおうと、同館が企画した。
「未来への手紙」は、日本郵趣協会が実施している「タイムカプセル郵便」を利用する。手紙を書いた後、同館に持参。窓口で手紙を受け取る年月日などを記入し、預かり証をもらうと登録が完了する。
用途は自由で、入学・卒業記念▽同窓会など団体利用▽未来の自分へのメッセージ▽成人式を迎える子どもへの伝言-など、それぞれのアイデアを生かして手紙を書き、送付することができる。
定形封筒か郵便はがきに、差出人と届け先の住所や名前を記入し、規定料金の切手を貼る。現金、貴金属、有価証券などは同封できない。締め切りは2022年3月31日。
提出後に送り先の住所などの変更があった場合、「日本郵趣協会 タイムカプセル郵便係」に連絡する。小野市うるおい交流館エクラTEL0794・62・5080
(杉山雅崇)









