兵庫県立フラワーセンター(同県加西市豊倉町)にある食虫植物サラセニアをモチーフにしたご当地キャラ「妖怪健美(ケミィ)」が、同県福崎町の辻川山公園で誕生し、テーマソングが決まった。ダンスや健康体操などの振り付けも準備中で、オリジナル商品の開発なども進めている。今後、播磨各地のイベントなどにも出演していくという。(小日向務)
「妖怪健美」は、自分の美を保つために、ストレスなど人の心や体の悪い部分を栄養として吸い取る-との設定。普段はフラワーセンターにいるといい、会員制交流サイトなどで情報発信を始めている。有志でつくる北播磨ブランド化実行委員会の代表で加西市職員でもある阿部裕彦さん(47)が発案した。
かっぱの「ガジロウ」など福崎町で妖怪キャラの火付け役となった同町職員、小川知男さん(47)と阿部さんが中学、高校の同級生で、健美のデザインを小川さんに依頼。3月にあった健美の誕生を祝うイベントでは、小川さんやガジロウも参加した。
テーマ曲は、阿部さんの知人で、ラッパーやヒーリングセラピストとして活動するMCミチさんが提供した「FEEL」。感じることの大切さなどを訴えた曲で、ミチさんは「感覚を解き放つことにより、社会のゆがみを正せる、と思う。健美の役割は曲のコンセプトとマッチしている」とコメントしている。
阿部さんは「健美の活動で、新型コロナウイルスの影響でめいった気分を吸い取って地域の人たちを元気にしていきたい」と話している。
              








