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参加を呼び掛ける加東市サイクリング協会のメンバーたち=加東市河高(加東市観光協会提供)
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参加を呼び掛ける加東市サイクリング協会のメンバーたち=加東市河高(加東市観光協会提供)

 兵庫県加東市在住、在勤の自転車愛好家らが中心となり、8月から「加東市サイクリング協会」(事務局・加東市観光協会)を発足させた。協会では走行する仲間を募り、いずれは都市部などから訪れたサイクリストらと市内のコースを伴走、地元の見どころを解説できるガイドの養成も視野に入れる。メンバーは「自転車を通して加東のファンを増やし、定住や移住にもつながれば」と意気込んでいる。(中西大二)

 加東市内は平たんな道や山道、水辺など多彩なコースがあり、175号と372号の国道2本が交差するなど利便性も良い。近年の自転車ブームもあって多くのサイクリストが訪れている。同市観光協会によると、協会に立ち寄る愛好家らはコロナ前は月10~20人のペースだったが今年に入り、100人前後に増えている。「コロナ社会になり、屋外で密にもなりにくいサイクリングがより注目されるようになったのでは」と分析する。

 加東市でも昨年、同市観光協会と自転車販売大手の「あさひ」(大阪市)とサイクルツーリズムの分野で連携協定を結び、自転車を通した観光振興を図ろうとしている。

 同市サイクリング協会のメンバーは現在11人。同市以外の住民でも入会は可能で「初心者の人も大歓迎」とメンバーら。Eバイクと呼ばれるスポーツタイプの電動アシスト自転車も活用していく。活動は市内を中心に北播磨地域のコースを走行するほか、サイクリングに関係する自主イベントも開催。観光協会の主催など地元での走行会ではスタッフとしてサポートし、他地域の愛好家団体とも連携していくという。

 また、同市サイクリング協会では会員の中から「サイクリスト版観光ガイド」の養成も計画。メンバーで同市観光協会の鵜野泰寛さん(40)は「訪れた人たちとのコミュニケーションを大切にしたい。加東を走る楽しさと、地元の歴史や背景も知ってもらうことで、まちの印象を深く刻んでもらえたら」と話している。

 入会金なし。同市観光協会TEL0795・48・0995

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