兵庫県加西市出身で、日本体操協会の副会長を務める竹内輝明さんが東京五輪で着用した審判のユニホームが、加西市役所1階ロビーで展示されている。ジャケットやシャツなどのフォーマルなユニホームと、ポロシャツなどのカジュアルなものの2種類で、靴なども飾られている。20日まで。
1951年生まれの竹内さんは、東海大学体育学部などを経て神奈川県の高校で教諭を務めた。岸根高校では、「シライ」の技名などで知られ、リオデジャネイロ五輪団体の金メダリスト、白井健三選手の指導にも携わったという。
竹内さんは、国際審判員の資格を持ち、1996年のアトランタ大会から2012年のロンドン大会までの五輪で審判員として活躍、東京五輪では技術委員を務めた。
ユニホームには「TOKYO2020」の文字やロゴマークなどが付けられ、合わせて東京五輪のIDカードも展示されている。
竹内さんは「ふるさと加西の子どもたちにオリンピックの雰囲気を感じてもらえたら」と、五輪閉幕後、同市に貸し出したという。(小日向務)