兵庫県立西脇工業高校の男子陸上部が２年ぶりに全国高校駅伝（２６日・京都市）に出場するのを記念し、西脇市が広報誌の別冊特集号を発行した。２７度目の優勝を飾った県大会での勇姿や部員の横顔を８ページにわたって紹介している。（伊田雄馬）

　同部は１１月７日、丹波篠山市で行われた県大会で２年ぶり２７度目の頂点に立った。特集号の表紙には、優勝のゴールテープを切るアンカー寺本京介選手の写真を採用し、中面では２時間３分３５秒の大会新記録を打ち立てた各選手の力走を振り返る。

　そのほか、２１人の部員の学年や出身中学、ベストタイムなどのデータを詳細に紹介。過去の全国大会での戦績や、２６日に京都市で開かれる全国大会のコースの図解も掲載している。１万８千部を発行し、広報誌１２月号と同封して市内全戸に配布。市外の希望者には無料で郵送する。

　制作した同市秘書広報課は「市を挙げての応援ムードを醸成できれば」と話している。

　郵送依頼、問い合わせは同課ＴＥＬ０７９５・２２・３１１１

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■地元から選手を応援しよう　２６日、みらいえでパブリックビューイング

　西脇市は全国高校駅伝が行われる２６日、茜が丘複合施設みらいえ（同市野村町茜が丘）でパブリックビューイング（ＰＶ）を開催する。新型コロナウイルス感染に考慮し、中継映像を通して地元から西脇工高の選手にエールを送る。

　全国高校駅伝のＰＶは２０１６年以降、西脇工高が全国大会へ出場した際に実施し、今回が５回目。みらいえの２階ロビーの壁にプロジェクターで中継画面を映す。男子のスタート時間（午後０時半）に合わせ、正午～午後３時ごろまでで、入場無料。座席は約３０席を用意しているが、人数の上限は設けず、入退場は自由。

　一方、新型コロナウイルス対策で現地での観戦人数が限定されるため、恒例の無料バスは運行を取りやめるという。

　同施設ＴＥＬ０７９５・２５・２８００