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エコ坊やを作った6年生の児童と協力した小林章男さん(右から4人目)=西在田小
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エコ坊やを作った6年生の児童と協力した小林章男さん(右から4人目)=西在田小

 西在田小学校(兵庫県加西市上道山町)6年生8人が、校区の環境を守ろうと、ごみのポイ捨て防止を呼び掛ける看板「エコ坊や」を作った。人形の型に合わせて板を切る作業は、加西交通安全協会西在田支部の小林章男支部長(62)が協力。小林さんは「大人になっても環境保護の気持ちを忘れないで」と児童に語り掛けた。

 6年生はSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに自分たちにできることを考え、取り組んでいる。昨年6月、学校近くの若井川と万願寺川でペットボトルや空き缶など約4・5キロを拾い、予想以上のごみの多さに気付き、看板製作を決めた。

 同支部は例年、6年生と交通安全啓発看板「飛び出し坊や」を製作。今年は、児童から「川にごみを捨てないよう呼び掛ける看板を作りたい」との手紙をもらい、児童が考案したデザインに合わせて合板を切り抜いた。

 合板は、児童がペンキで着色し、金属製支柱やブロックを取り付けた。エコ坊やは高さ約90センチ、幅約60センチ。ハート形を両手で抱く男の子の横に黄色の吹き出しを付け「捨てないでエコの心」「みんなで川を守ろう」などの言葉を書いた。

 お披露目会では児童が「会ったこともない僕たちに快く協力してもらった」と小林さんに感謝。小林さんは「地球環境保護の最初の一歩として西在田の環境を守って」とエールを送った。

 看板は3月下旬までに若井川と万願寺川周辺の8カ所に設置される。6年の男子児童(12)は「ごみが減るとうれしい」と話した。(敏蔭潤子)

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