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日本酒との付き合い方について、トークショーで持論を述べる吉田類さん(左から2番目)ら=加東市上三草
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日本酒との付き合い方について、トークショーで持論を述べる吉田類さん(左から2番目)ら=加東市上三草
岩根正市長から委嘱状代わりの一升びんを受け取る吉田さん=加東市上三草
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岩根正市長から委嘱状代わりの一升びんを受け取る吉田さん=加東市上三草

 兵庫県加東市産の酒米・山田錦の消費振興を図る催し「酔っ払いたちの700年」が24日、加東市上三草のやしろ国際学習塾であった。「酒場詩人」としてテレビ番組などに出演する吉田類さんらによるトークショーや日本酒にちなんだ古典芸能の披露があり、約170人が来場した。

 加東文化振興財団が主催。新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、秋の恒例だった日本酒の飲み比べイベント「山田錦乾杯まつり」は来年3月に延期し、ステージ行事のみを実施した。

 会場では古典芸能が来場者を楽しませ、民謡歌手の岡部祐希さんが県内の酒どころ、灘五郷を舞台にした「灘の酒造り祝い唄」など4曲を三味線に合わせて歌い上げた。

 その後の狂言「茶壺」では、主人に命じられて茶を買いに行った帰りに、酔いつぶれて道端に寝転んでしまった男の物語を茂山逸平さんらが演じた。落語家の桂吉坊さんは「住吉駕籠」を披露した。

 トークショーでは、吉田さんと茂山さん、桂さんの3人が登壇し、市内の酒蔵「神結酒造」の大吟醸を味わいながら、日本酒との付き合い方を語った。

 「健康のために飲んでいる」が持論の吉田さんは、新型コロナ禍で自宅にいる時間が長くなり、体重が増えてしまったという。「必死で山を登ってやせようとしたが、下りてから酒を飲んでしまって同じだった」と笑わせた。

 トークショーの後半には岩根正市長が登場。「加東市産の山田錦は心白が大きく、酒造りに向いている」とアピールし、2018年から続く山田錦のPR大使を吉田さんに委嘱した。委嘱状代わりの一升瓶を受け取った吉田さんは「来年3月に延期された『山田錦乾杯まつり』では、皆さんと実際に乾杯したい」と赤みが差した笑顔で語った。(伊田雄馬)

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