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百日どりの缶詰と山田錦の日本酒をセットで 晩酌にもよし、北播磨のコラボ新土産は「播州×播州」

2022/09/29 05:30

 市町の枠を超えて北播磨の新たな土産物を生み出そうと、兵庫県加東市の神結酒造の日本酒と、同県多可町の播州百日どりを使った缶詰を組み合わせたセット「播州×播州」の販売が始まった。観光やゴルフ帰りに手に取ってもらい、その日のつまみ付き晩酌や、知人への贈り物に使える手軽さが特長だ。企画した両市町の観光関係者は「今後は他市とも連携できれば」とし、北播磨名産のコラボ第1弾として売り出している。(岩崎昂志)

 「播州×播州」は、兵庫県産山田錦100%使用の清酒「播州平野」(720ミリリットル)と、多可町で播州百日どりを扱う「みつばグループ」が歯ごたえにこだわって作った缶詰「とりつま味」(140グラム)のセット。百日どりや稲穂、播州織などをデザインした手提げ袋に入れ、土産に使いやすいよう工夫した。

 企画したのは、加東市と多可町の観光協会、商工会。加東市観光協会の阿江孝仁事務局長は「これまで各市町がそれぞれ自慢の逸品をPRしていたが、北播磨全体で魅力ある土産物を作りたい。それぞれの地域に店舗があるので、販路も広がる」と狙いを語る。

 旧知の職員同士で新型コロナウイルス感染拡大以前からコラボ土産を構想しており、昨年ごろから本格的に進めた。酒類の卸売りができる神結酒造も協力し、商品化が実現。多可町商工会は「これをきっかけに北播磨の他市とも連携商品を展開できれば」と取り組みの広がりを視野に入れる。

 「播州×播州」は1セット1980円(税込み)。当面は加東市観光協会(同市河高)や道の駅とうじょう(同市南山)、神結酒造などで販売し、多可町や近隣市町にも販売場所を拡大する予定。加東市観光協会TEL0795・48・0995(水曜休み)

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