－安倍政権２年をどう評価するか

　「議会運営が強引だった。特定秘密保護法案は賛成も反対も意見は分かるが、審議が速すぎた。数の論理で押している。『表現の自由』はつぶさに見ないといけないのに、立法府を軽視している」

　「消費増税はやむなしと思うが、やり方に反対だ。約束した議員定数の削減をせず、審議も尽くしていないので、いったんは凍結が必要。今回の選挙は争点をぼかし、『今なら負けない』という“政局解散”と言える」

　－アベノミクスについては

　「通貨の発行量を増やし、インフレに誘導する政策には賛成する。だが、せっかく企業がもうかっても公共事業で無駄遣いしては意味がない。財政規律を保つことが大切だ」

　「規制改革については、業界団体に配慮を重ねる自民で本当にできるか。しがらみなく、すべての有権者に一定の覚悟を求める時代を迎え、一部の政治家に任せる有権者の意識を変えていきたい」

（安藤文暁）