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 -選挙戦を振り返って。

 「短期間にも関わらず多くのスタッフの協力で乗り切れた。投票率は下がり、自分の票も減ったが、結党50年を迎えた公明党の理念と哲学を受け止めてもらえたと思う。逆に、理念や政権を担う覚悟のない政党が国民の信頼を得られないこともあらためて分かった」

 -取り組みたい仕事は。

 「まず東京一極集中を是正し、地方創生、神戸創生を進める。最先端の再生医療や有馬温泉、神戸ビーフ、神戸シューズなどのブランドを世界に発信する。多彩な魅力があり、居住環境も整ったこの街に、世界のトップ企業の本社機能を誘致し、優秀な人材を国内外から集める。神戸で生まれ育った子が、神戸で働き、生活できるようにする。これができずに日本の成長はないと考える」

 -ほかには。

 「前政権では、福島第1原発事故の現地責任者として被災地の復興、汚染水対策に取り組んだ。再生可能エネルギーや先端農業、廃棄物処理の技術の粋を福島に集め、新たな産業、雇用をつくる新構想にも力を入れた。党の立場で引き続きしっかりフォローしたい」

 -集団的自衛権や消費税をめぐる法整備が迫る。公明の役割は。

 「集団的自衛権では『日本国民が攻められていない場合は認めない』といった部分でブレーキをかけてきた。消費増税の軽減税率は、自民の中でも異論はあるが、2017年4月の導入を目指すことで合意できた。庶民の生活を分かっている公明議員が、命と暮らしを守る役割を果たす」

 -7期目となり、政権内での責任も重くなる。意気込みを。

 「数は自民が圧倒的に多いが、連立政権は政党同士によるもの。公明も政権の中枢にいる覚悟を持ち、いい意味で自民と緊張関係を保つ。中枢を支える政党の一人としてしっかり仕事をしていく」

 (聞き手・岡西篤志)

 ◇経歴◇ 東京都出身。慶応大を卒業後、三井物産に入社。1993年の初当選から5期務めたが、2009年に落選。12年に返り咲きを果たし、経済産業副大臣兼内閣府副大臣を務めた。妻と1男1女。

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