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防潮堤のかさ上げ工事が進む南芦屋浜=芦屋市涼風町
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防潮堤のかさ上げ工事が進む南芦屋浜=芦屋市涼風町

 兵庫県が作成を進めていた「想定し得る最大規模」の高潮の浸水想定図の全県分が出そろい、深さ5メートル超の浸水が見込まれるのは、瀬戸内海沿岸の計10市町に上った。一戸建て住宅の2階屋根付近まで水に漬かる深さで、面積は計1400ヘクタールを超える。県は防潮堤のかさ上げ工事などを進めるとともに、適切な避難行動を呼び掛けている。

 国は2015年の改正水防法で、想定最大規模の高潮について浸水想定区域図の公表などを義務づけた。県は2019~21年に瀬戸内海と日本海沿岸部で想定図を作成した。

 「500~4千年に1度」の台風が上陸し、防潮堤などの水防設備が壊れた場合、阪神間3市(尼崎、西宮、芦屋)と播磨7市町(姫路、相生、加古川、高砂、たつの、赤穂市、播磨町)で5メートルを超える浸水が見込まれる。

 浸水面積は播磨7市町が計86ヘクタールに対し、阪神間3市で計1366ヘクタール。うち尼崎市だけで約1千ヘクタールを占める。水防設備が機能すれば浸水面積は全県で計約40ヘクタールに縮小するとされる。

 18年9月の台風21号は、神戸・阪神間を中心に高潮被害をもたらした。県は翌19年から10カ年計画で、沿岸部計51・3キロにわたる水防設備の対策工事を決定。芦屋市の南芦屋浜をはじめ、高潮被害に遭った8カ所(計19・2キロ)では、80センチ~2・2メートルのかさ上げを進め、21年度中の整備完了を目指す。

 ただ、県は「想定最大規模の高潮はハード対策では防ぎきれない」とし、「手遅れになる前に避難行動を取る必要がある」と呼び掛けている。(金 旻革)

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