アジアや南米、アフリカ、中東など、海外にルーツを持つ児童生徒が増加傾向にある中、兵庫県内の教員らでつくる「兵庫県在日外国人教育研究協議会(県外教)」が、主に高校での指導・支援のあり方についてのハンドブックを発行した。言葉や制度の壁に苦しみ、高校進学を断念したり、中途退学を余儀なくされたりする生徒は少なくなく、県外教は「生徒の心情を理解してほしい」と呼び掛けている。(鈴木久仁子)
「高等学校における外国につながる生徒支援ハンドブック すべての生徒が輝くために」というタイトル。全9章で、学習指導の方法だけでなく、校内での支援チームのつくり方や進路指導、教材の工夫などを具体的に紹介している。
県外教によると、県内の公立学校に通う外国籍または外国出身の児童生徒は、2020年5月時点で3389人と、前年比90人増。うち1115人は日本語指導を必要としているという。兵庫県教育委員会は16年度の公立高校入試から、専用の試験問題を用いる「外国人生徒にかかわる特別枠選抜」を実施しており、20年度までに8カ国47人の生徒を受け入れている。
一方で全高校生と比べると、19年度の中途退学率は7・4倍。卒業後の進路も非正規職種が9・3倍、進学も就職もしない生徒の割合が2・7倍と、高校生活への適応に苦労している様子がうかがえる。
県外教事務局長の山本紀子さんは「個々それぞれに事情は異なるが、義務教育でない高校では支援が手薄になり、生徒が孤立しがち」と指摘。教員の戸惑いを解消し、生徒の将来につながる支援を-と、ハンドブック作成に着手した。
単なるマニュアルではなく、生徒の作文を数多く収録したのも特徴だ。「何より大事なのは、外国につながる生徒を理解すること」と山本さん。同一性を求めがちな日本社会に揺れる気持ち、来日の事情や家族の背景など、外国にルーツがあるからこその心情を理解しやすいよう心掛けた。
20年にわたり在住外国人の支援を続ける「多文化共生センターひょうご」(神戸市東灘区)の北村広美代表は「生徒も保護者も中学の先生も、高校進学の情報は不足している。進路はたくさんの選択肢を知って納得して選ぶのが理想で、県内の状況が体系的にまとまっていて助かる」と喜ぶ。
県内の公立高校や教育委員会などに贈呈したほか、希望者には千円で提供する。申し込み・問い合わせはメール(kengaikyo@jeans.ocn.ne.jp)で。
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