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大雨警報が発令され、道行く人の中には長靴を履いた人も=21日午前、神戸市中央区元町通1(撮影・鈴木雅之)
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大雨警報が発令され、道行く人の中には長靴を履いた人も=21日午前、神戸市中央区元町通1(撮影・鈴木雅之)

 梅雨前線の影響で、兵庫県南部は21日未明から朝にかけ、激しい雨に見舞われた。気象庁によると、同日午前9時ごろまでの24時間雨量は、西宮市で130ミリ。神戸市では117ミリで5月の観測史上最大となった。神戸、西宮など阪神地域の5市では未明以降、大雨警報(土砂災害)が続いた。神戸市垂水区塩屋町3では土砂災害が発生し、市は21日午前11時すぎ、周辺の1世帯4人に避難指示を発令した。神戸地方気象台は、引き続き土砂災害への警戒を呼び掛けている。

 土砂災害警戒区域のない尼崎市には21日早朝に大雨警報(浸水害)が出され、午前9時半に解除された。

 鉄道ダイヤも乱れた。21日午前8時すぎ、JR東西線の大阪城北詰駅(大阪市都島区)で、構内の排水ポンプが稼働。実際に冠水などの異常はなかったが、確認作業の影響で、JR宝塚線などが約1時間運転を見合わせた。(石沢菜々子)

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 気象庁によると、梅雨前線が東日本や西日本に延びており、前線上の低気圧が発達しながら北東へ進む。暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっており、前線活動の活発な状態が続く。太平洋側の南から南西に面した斜面で雨量が多くなる見込みだ。

 22日午前6時までの24時間予想雨量はいずれも多い所で、東海200ミリ、関東甲信と近畿150ミリ、北陸100ミリ。

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