新型コロナウイルスの感染「第4波」で、災害レベルとされる医療の逼迫が続く兵庫県に、県外から続々と応援の看護師が派遣されている。12日時点で北海道から鹿児島県まで13道府県の15人の派遣先が決まり、その後も増えている。自らの地元でも感染拡大が懸念される中、派遣看護師たちは全国でも状況が深刻な兵庫を救おうと、ホテルと病院を往復し奮闘している。(霍見真一郎)
県医務課によると、県の要請を受けた厚生労働省などが調整し、39人の派遣が確定した。神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)に4日、3人が派遣されたのを皮切りに、県内の病院へ派遣が進む。中央市民病院には21日時点で10人が着任。派遣期間は2~4週間が多い。
同病院では21日、計46床のコロナ病床が満床で、20人が人工呼吸器をつけていた。臨時病棟では、派遣看護師が同病院の職員と同じユニホームの上に防護具をつけ、重症者をケアしていた。いずれも集中治療室での経験がある、重症者対応のプロだ。
「新規感染者が減っているといっても、いったん呼吸器をつけると、なかなか外せない。入院している重症患者は決して減っていない」。広島県の広島大学病院から来ている妹尾安子さん(51)は強調した。
勤務初日に地元も緊急事態宣言の対象に追加されることが決まったが、神戸にとどまった。広島では集中治療室で働いている。「自分の病院では、院内で重症化した患者が移動するケースが大半。外部から人工呼吸器をつけるほどの重症患者が次々と運ばれてくるという状況に驚いた」と話した。
秋田県の秋田大学医学部付属病院から派遣された籾山恵里菜さん(34)は中央市民病院で「医療の余力は1ミリもない」と感じた。
看護師のやりがいは、患者が治る過程に立ち会えることだと考えてきた。しかし、いまの同病院では少しでも状態が落ち着くとほかの患者にベッドを空けなくてはならず、人工呼吸器をつけたままでも別病棟に移す。「まだ治療が必要な人もどんどん出され、ベッドが空いた瞬間にまた全て埋まる。ここのスタッフは、元気になって口の管が抜かれた患者と話すことは恐らくない」と語った。
鹿児島県の国立病院機構鹿児島医療センターから来た野中美里さん(33)は、若い世代が重症化している状況を目の当たりにし、衝撃を受けた。鹿児島でも感染者が増え、自分の病院もコロナ病床を増やした。それでも「今向き合うべき患者さんはここにいる」と野中さん。「ここに勤めるスタッフと一緒に働き、派遣期間が終わったら、貴重な経験を鹿児島に持ち帰りたい」と思いを口にした。
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