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聖火のトーチを持ち手を振る丸山美穂さん=23日午後、姫路城三の丸広場(撮影・高部洋祐)
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聖火のトーチを持ち手を振る丸山美穂さん=23日午後、姫路城三の丸広場(撮影・高部洋祐)

 東京五輪の聖火が兵庫県入りし、同県姫路市で点火セレモニーが行われた23日、同県朝来市から参加した消防士の丸山美穂さん(29)も舞台に上がった。但馬地域で初の女性消防士で、「女性消防士の存在を広く知ってほしい」とランナーに応募。会場は地元ではなく、走ることもできなかったが、トーチを掲げて火をつなぐことへの思いをかみしめた。(上杉順子)

 朝来市出身で、小学2年生から続ける剣道は5段の腕前。大学1年だった2011年3月に東日本大震災が起き、現場で活動する消防士の姿に憧れた。「男性のイメージが強いけど、女性だと安心してもらえる場面もあるはず」と考え、志した。

 2度目の挑戦で夢をかなえ、現在は南但消防本部朝来消防署の消防副士長として、火災だけでなく、病人やけが人を搬送する救急業務も担う。聖火リレーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期された上、緊急事態宣言の発令によって走ることもかなわなかったが、「しかたない」と受け止めた。

 一方で「この1年を無駄にせず、聖火ランナーにふさわしい身体に仕上げよう」と1カ月に100キロのランニングを続けてきた。非番の日に1日10キロほど自宅周辺を走り込み、おおむね達成。苦手だったランニングに自信が持てるようになった。リレーは実現しなかったが「ランニングでついた体力は仕事に生かせる」と前向きだ。

 この日、観客はなく、関係者だけが見守る舞台で「大の字」のポーズを取り、存在をアピールした丸山さん。「トーチは思ったより重かった。みんなの気持ちが詰まっていたからかな。無事に火をつなげてよかった」とほっとした表情を見せ、「どんな形でも聖火リレーをやってもらえたことに感謝。早くコロナに打ち勝ち、日常を取り戻したい」と言葉に願いを込めた。

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