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権限移譲の実現に向けて兵庫県知事選の立候補予定者に公開質問状を送ったことを明らかにする明石市の泉房穂市長=明石市役所
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権限移譲の実現に向けて兵庫県知事選の立候補予定者に公開質問状を送ったことを明らかにする明石市の泉房穂市長=明石市役所

 政令市移行を目指す考えを示した兵庫県明石市の泉房穂市長は4日、病院の開設許可や教職員の任命権など県の権限を市に移譲する考えがあるかを問う公開質問状を、兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)の立候補予定者4人に送付したと明らかにした。

 質問状は、県が持つ「病院・病床などに関する権限」「教員人事権」の移譲▽県が再開発を進める明石港東外港地区に県立図書館の移転を含めた文化複合施設の整備▽県と市が連携する事業の事前協議-の3項目について、「する」「協議する」「しない」の3択から選ぶ内容で、期限は17日。

 泉市長は、権限移譲について「政令市への移行は一定の時間がかかる。待ったなしの状況では県に早急な対応をお願いしたい」と強調。権限を求める理由を「小中学校での少人数学級や障害がある子どもへの教員加配などを考えている。新型コロナウイルス禍の病床確保や地域医療の充実を目指すために必要」と説明した。

 さらに「権限移譲などすべてに賛成してくれる候補がいれば、その候補を応援することになる」と述べた。

 市によると、県が持つ権限を市に移譲するには、県と市の両議会の同意が必要という。(小西隆久)

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