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目盛りが細かく採取しやすい1ミリリットルの注射器=神戸市内(撮影・小林良多)
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目盛りが細かく採取しやすい1ミリリットルの注射器=神戸市内(撮影・小林良多)
現場から「使いにくい」と声が上がる2ミリリットルの注射器(左)。1ミリリットルの注射器と比べると目盛りが粗い(神戸市提供)
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現場から「使いにくい」と声が上がる2ミリリットルの注射器(左)。1ミリリットルの注射器と比べると目盛りが粗い(神戸市提供)

 新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンとともに政府が全国の自治体に配布している注射器(シリンジ)の一部について、「使いにくい」との声が現場の医師らから上がっている。神戸市などでは計算通りにワクチンが取れず、残りを廃棄するケースも出ている。だが、ワクチン接種を加速させる中、国にはほかの注射器の在庫がなく、取り換えることができない状態だ。

 政府はワクチンとともに注射器も接種回数分を自治体に送っている。

 1人に0・3ミリリットルを注射するため、通常は1ミリリットルの注射器を使用するが、問題の注射器の容量は2ミリリットルと2倍の大きさ。政府は1瓶から6回分を取る計算だが、動きが悪く、目盛りも粗いため、微量のワクチンを採取しにくいという。

 神戸市の大規模接種会場では、1ミリリットルの注射器を使い切ったため、13日から問題の注射器の使用を開始。1回分の誤差が大きくて5回分しか取れないこともあり、残ったワクチンは廃棄された。注射器自体が割れていたり、不純物が混ざっていたりすることもあるという。

 現場からは「こんな注射器は臨床で使わない」「国の無責任ぶりにはあきれる」などの声が上がっている。

 厚生労働省によると、この注射器で6回接種できることはファイザー社が確認したという。ただ、こうしたケースが増えれば、各自治体の接種計画にも影響が出かねず、今月21日の週に配布するワクチンには2ミリリットルの注射器を付けないという。

 同省の担当者は「不便をおかけしているが、注射器が潤沢にあるわけではない。今後は納入状況次第だが、できるだけ1ミリリットルの注射器を優先して送りたい」としている。(高田康夫)

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