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神戸大学=神戸市灘区六甲台町
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神戸大学=神戸市灘区六甲台町
神戸松蔭女子学院大学=神戸市灘区篠原伯母野山町1
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神戸松蔭女子学院大学=神戸市灘区篠原伯母野山町1
兵庫医科大学=西宮市武庫川町
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兵庫医科大学=西宮市武庫川町
関西学院大学=西宮市上ケ原一番町
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関西学院大学=西宮市上ケ原一番町

 全国で100校超の国公立大が新型コロナウイルスワクチンの大学接種に向けた準備や検討を進める中、医療系学部を持つ大学が先行し、それ以外の大学では打ち手が見つからず頓挫するケースが出ている。大学側の「学生に早く普通のキャンパスライフを送ってほしい」との思いは共通するが、格差を生みかねない現状だ。一方、兵庫県内では私立も含め、医療系学部を持つ大学と、近接する大学が共同で計画するなどし、打ち手確保のハードルを乗り越える例が増えている。

 付属病院の医師らが打ち手となる弘前大(青森県)は、学生と教職員計約7千人を対象に27日から始め、近隣の私立大4校の学生ら約2千人を受け入れる計画も立てた。政府が大学接種の実施を決める以前から自前での接種を検討していたことがスムーズな準備につながったという。工藤公樹広報室長は「地域の感染拡大防止に貢献するために自治体とも協議を重ねた。接種が進めば安心して対面授業ができる」と期待する。

 日程が決まった大学の多くは医学部を持つ。東北大(宮城県)は既に自治体の接種会場に医師や看護師を派遣しており、下地が整っていた。徳島大は、同じ徳島県内で医学部がない鳴門教育大の接種も担う。

 他方、医療従事者を確保できず、足踏みする大学は少なくない。「健康診断でお世話になっている病院に当たったが、『高齢者接種を進めているので難しい』とのことだった」と頭を悩ませる福島大では、実施の見通しが立たない状況だ。

 公立小松大(石川県)は「忙しくしている地元医師会に頼むのは難しい」として現時点では実施しないと決め、会津大(福島県)も「打ち手確保に、どのつてをたどればいいのか分からない」と途方に暮れる。茨城大は学内の診療施設に医師が1人しかいないため接種に専念させられず、具体的な進展は全くない。

 対象者が最低千人程度という条件も小規模校にはネックだ。奈良県立大や三重県立看護大は「人数要件を緩和してほしい」と要望する。

 こうした中、兵庫県内では複数の大学や医療施設が手を結び、集団接種の準備を進める。医学部がある神戸市灘区の神戸大は、同じエリアの神戸松蔭女子学院大と共同で計画。神戸大キャンパス内の会場で、医学部や同大保健管理センターが接種を担い、対象は神戸大が学生と職員ら計約1万9千人、神戸松蔭女子学院大は計約3千人に上る。神戸市西区の神戸市看護大と神戸市外国語大も共同で実施し、看護大に接種会場を設けるという。

 神戸市東灘区の甲南医療センター(旧甲南病院)の協力を得て接種を予定しているのは、同区の甲南大と甲南女子大、神戸薬科大だ。同センターと甲南大は、創業者が同じで縁が深い。

 甲南大はホームページで「大学での対面授業を早期に再開し、学生に豊かな学びの機会を取り戻すとともに、地域の医療負担の軽減を目指す」としている。

 また、西宮市の関西学院大と聖和短期大は、同市の兵庫医科大の協力を受けて準備を進める。関西学院大と兵庫医科大は、学生の交流や授業科目の相互提供などに関する包括協定を結んでおり、7月中旬から9月下旬まで、米モデルナ製ワクチンを最大で約3万人に接種するという。

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