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国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)
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神戸新聞NEXT
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 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が21日、兵庫県など9都道府県で解除された。しかし、直後に「第4波」を招いた前回の宣言解除時の2月末と比べ、兵庫では感染者や療養者がやや多くなっている。今後は東京五輪や夏休みなどで人の動きが活発になるとみられ、感染力の強いデルタ株(インドで確認された変異株)流行の恐れも指摘される。収束の鍵となるワクチン接種も、県内で2回接種を終えたのは全年代の2・65%にとどまり、「第5波」の懸念が拭いきれない状況だ。(井川朋宏)

 20日時点で、県内の1週間の新規感染者の1日平均は、前回宣言解除時より6・9人多い30・0人。療養者(退院者と死者を除く患者)は13人多い430人。一方、入院患者や重症者、病床使用率、入院待機者はいずれも前回の解除時を下回っている。

 前回の宣言解除後、関西では先行して流行したアルファ株(英国で確認された変異株)を中心とする第4波が到来した。兵庫では4月24日に1日当たり新規感染者が過去最多の629人に達し、翌25日には、今回解除された3度目の緊急事態宣言が発令された。5月上旬に療養者数が5千人を超え、5月中旬に重症者も100人を超えた。昨年3月からの1年間で530人だった死者は、今年3月以降の約3カ月半の発表分で742人に上っている。

 第4波は社会の活動が活発になる年度替わりと時期が重なり、感染が急拡大した後に宣言が発令されるなど対策も後手に回った。井戸敏三知事は、今月17日の会見で「対応が手遅れになってしまった。非常に感染のスピードが速く波も高かった。想定を超えていた」と第4波を振り返り、「教訓として次に生かさなければいけない」と強調した。

 ただ頼みの綱となるワクチンの接種率(19日時点)は、1回目が国内で全年代の13・04%(兵庫は11・41%)、2回目は3・63%(同2・65%)にとどまる。

 一方、前回解除時と異なる点として、21日からも県内15市町には「まん延防止等重点措置」が適用され、酒類提供の時間制限などが設けられる。県感染症対策課の西下重樹課長は「当面は気を緩めず、密を避けるなど、節度ある行動を」と呼び掛けている。

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