新型コロナウイルス禍での真夏の到来を前に、兵庫県内の学校が子どもの熱中症を防ぐため、体育の授業や登校時に原則マスクを着用させないよう指導を強化している。各自治体の教育委員会は今月、マスク不要の徹底を通知。着用方針を見直した自治体もあった。ただ、十分に距離が取れない場合などは着用が求められ、学校は熱中症と感染予防に神経をとがらせる。(石沢菜々子)
神戸市垂水区の乙木小学校では17日午前、1年と6年の計2クラスが運動場で体育の授業を始めた。「はい、くるくるディスタンス!」。教諭が声を掛けると、マスクを外した1年生約30人が両手を大きく広げて回りながら周囲との距離を確保した。バレーボールをする6年生の中にはマスクをあごにずらし、集合時に戻す児童もいた。
「先月までは外したがらない子が多かったが、かなり定着してきた」と播谷昌彦校長。運動時の声掛けに加え、朝も率先して校門前にマスクをせずに立ち、登校する児童に屋外では外すよう指導する。「これからどんどん暑くなる。状況に応じて着脱させ、柔軟に対応するしかない」と話す。
国は昨年から「屋外での活動時は不要」との見解を示すが、長引く感染拡大で着用が習慣化し、外しにくくなったことで、着用したまま運動する児童生徒もいた。ただ、夏場のマスク着用は体内に熱がこもりやすくなる上、加湿されて喉の渇きを感じにくくなる恐れもある。
5月末には、大阪府高槻市で2月に当時小学5年の男子児童が体育の授業中に倒れ、亡くなったことが判明。死亡との因果関係は不明だが、授業開始時にマスクをつけていたとみられる。事故の発覚直後、尼崎市は各校に運動時のマスク不要を徹底するよう通達。担当者は「方針は従来通りだが、これからの時期は熱中症の方が体へのリスクが高い」と警戒を強める。
神戸市は今月初旬、熱中症対策としてのマスク着用の注意事項を各校に通知。体育でも十分な距離が取れない場合は着用を求めており、着脱の基準を明確に示した。外したくない児童生徒には見学や軽い運動をさせるとしている。
県教育委員会体育保健課は「昨年から運動中や登校時は外すよう伝えてきたが、対応にばらつきがあった。感染を不安視する児童への対応に難しさがあるとも聞いているが、場面ごとに指導を徹底してほしい」としている。

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