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感想戦で対局を振り返る豊島将之竜王(左)と藤井聡太王位=30日午後、名古屋市中区、名古屋能楽堂
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感想戦で対局を振り返る豊島将之竜王(左)と藤井聡太王位=30日午後、名古屋市中区、名古屋能楽堂

 将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖=に豊島将之竜王(31)=叡王、尼崎市=が挑む「お~いお茶杯第62期王位戦」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)7番勝負の第1局は30日午前9時から名古屋市の名古屋能楽堂で指し継がれ、午後3時35分、後手番の豊島が104手で勝った。

 持ち時間各8時間のうち、残りは藤井が1時間41分、豊島が1時間40分。

 注目の初戦は、相掛かりの戦型で初日から激しい攻め合いになった。豊島は9七歩(58手目)と垂らし、相手角を質駒にして優勢になった。藤井も粘ったが、豊島の堅実な寄せの前になすすべがなかった。

 立会人の青野照市九段(68)は「藤井王位は指したかった将棋を指したが読み抜けがあったかも。豊島竜王は藤井王位に気おされることがない。どちらかが一方的に勝つシリーズにはならなさそうだ」と話した。

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