64歳以下を対象にした新型コロナウイルスワクチンの配分について、国が供給量を減らした上、7月後半以降の見通しを示していないことで、兵庫県内の少なくとも13市町が予約受け付けを停止したり、予約枠を減らしたりと接種計画の変更を余儀なくされていることが分かった。今後も希望通りに供給されなければ、影響はさらに多くの市町に及ぶとみられる。
7月から64歳以下を対象にしたファイザー製ワクチンの配分が始まるが、7月前半に兵庫県内に供給されるのは、各市町の希望量の半分以下。7月後半分は、国が配分を示す予定だった6月28日を過ぎても、各市町には通知されていない。
供給の見通しが立たないことを受け、明石市は30日、12~59歳の接種スケジュールをいったん白紙にすると発表。泉房穂市長は「(接種履歴を管理する)国のシステムへの入力がその後のワクチン供給に関わると知らせず、国はそれを理由にワクチン供給を減らした。だまし討ちだ」とした。
これに対し、西村康稔経済再生担当相は30日、「明石市はワクチン使用率上位の市町村リストに掲載されておらず、一定の在庫があると評価されている。入力が遅れている面があるかもしれないが」と説明。「接種状況に基づき公平に配分されている」と反論した。
ただ各市町は国に早期の接種完了を迫られ、医療従事者を確保してきたが、その能力を生かせない状況だ。伊丹市は一部の集団接種会場の予約を停止。西宮や西脇、小野市も予約枠を制限することにした。
職場接種の申請が殺到し不足が伝えられるモデルナ製ワクチンについても、国は自治体からの申請を6月下旬から受け付けておらず、それまでの申請分も供給見通しを示していない。
姫路市は集団接種の一部をモデルナ製に切り替える予定だったが、急きょファイザー製に変更。ファイザー製は、2回目までの接種間隔が本来3週間だが、モデルナ製の使用を計画していたため、4週間間隔になるという。神戸市もモデルナ製を利用し、7月以降に7カ所の集団接種会場を設ける予定だったが、開設の見通しが立っていない。
今後の供給次第では他市町も計画の見直しを迫られる。加古川市は「今は自転車操業で何とかなっているが、供給が少なくなれば9月末の接種完了計画を見直さざるを得ない」とする。
(高田康夫、長尾亮太、永見将人)
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