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 1日告示された兵庫県知事選では、県議会の知事与党が一枚岩で候補者を支えてきたこれまでの枠組みが崩れた。自民党県連の分裂や日本維新の会の初参戦など、秋までに実施される衆院選をにらみ、政党による支援の構図も注目される。

 自民は元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)を推薦。県議会最大会派・自民を離脱して斎藤氏を擁立した議員や国会議員らが選挙戦を支える。自民会派に残った県議32人は党の決定に反発し、前兵庫県副知事の金沢和夫氏(65)を支援するため、知事選で初の自民分裂選挙になる。

 兵庫での党勢拡大を狙う維新は、斎藤氏の推薦をいち早く決定。選挙期間中には、維新副代表を務める大阪府の吉村洋文知事(46)も応援に駆けつける予定だ。

 過去の井戸敏三知事(75)の選挙は、県議会の自民を中心に、立憲民主党の議員らが所属する「ひょうご県民連合」、公明党・県民会議の3会派が連携して支えたが、自民の分裂で支援の構図が一変した。

 立民と国民民主党の県連は金沢氏を支援するが、政党間の対立構図を避けるため、あえて推薦は出さない異例の対応を取る。

 中央で自民と連立を組む公明は、6月下旬にようやく、特定の候補者を支援しない「自主投票」の方針を決定。斎藤氏を推薦する自民と、これまで県政運営で協力関係にあった金沢氏の双方に配慮した。

 共産は、2005年の知事選などに立候補した金田峰生氏(55)を推薦する。

(紺野大樹)

【特集ページリンク】兵庫県知事選2021

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