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近赤外光を照射後、強い光を浴びないように照度を絞れる個室が用意されている=神戸市中央区港島南町1、神戸大病院国際がん医療・研究センター
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近赤外光を照射後、強い光を浴びないように照度を絞れる個室が用意されている=神戸市中央区港島南町1、神戸大病院国際がん医療・研究センター
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 神戸大病院(神戸市中央区)は、がん細胞を選択的にたたく新しい「光免疫療法」の治療・研究拠点を神戸・ポートアイランドの同病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)に新設した。7日から毎週1回、専門外来を開く。光免疫治療の専門組織は兵庫県内初となる。

 1日に設置された拠点の名称は「光免疫治療センター」。センター長に同病院の丹生健一教授が就任し、同教授を含めた3人が兼務で所属する。

 光免疫療法は、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員(西宮市出身)が開発したがん治療法で、昨年9月に新薬が国内で薬事承認された。体に無害の近赤外光を照射し、光を吸収する物質の化学変化によりがん細胞を選択的に破壊する。免疫が活性化し、転移がんを治したり、再発を防いだりすることも期待されている。神戸大病院では4月から治療法の一つに取り入れていた。

 同療法の対象は、手術や放射線治療ができない頭頸部がん患者に限られ、大きな血管から遠いなどがんの場所にも制約がある。そのため専門外来の診察で適性を見極め、適用外となる場合でもほかの治療法を探るという。

 ICCRCの味木徹夫センター長は「症例を重ねることで治療の精度を高めたい。原則は他院からの紹介患者に限るため、治療希望者は、通院している病院に相談してほしい」と話している。(霍見真一郎)

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