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神戸市役所=神戸市中央区
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神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は15日、米ファイザー製ワクチン約20万回分の供給が決まったとして、一時停止していたワクチン接種の新規予約受け付けを順次再開すると発表した。65歳以上に加え、64歳以下で1回目の予約がキャンセルになった人から受け付けを始める。

 同市ではファイザー製ワクチンの供給減で、個別接種の医療機関も含め約10万人の予約が取り消され、新規予約も停止されていた。

 市によると、国が対象人口に応じて同市に配分する8月前半の供給量は87箱だったが、接種状況に応じて都道府県の裁量で配分する「調整枠」が設けられ、169箱(19万7730回分)の供給が決定。希望量には届かないが、段階的に接種を進めることにした。

 65歳以上の人は、米モデルナ製を使う集団・大規模接種会場の予約受け付けを16日から始める。60~64歳や60歳未満で基礎疾患のある人らで1回目予約がキャンセルになった人は、米ファイザー製を使う集団接種会場や個別接種の医療機関を26日から予約できる。

 この他の市民について、久元喜造市長は「今月中にはスケジュールを示したい」とした。(三島大一郎)

     ◇

 河野太郎行政改革担当相は15日、ワクチンの供給減を理由に自治体で予約の停止や延期が相次いでいることに「大変申し訳ない」と改めて陳謝した。また、多くの自治体で予想を上回る速度で接種が進んでいるとして、接種ペースを下げるよう求めた。

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