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歩道橋事故の現場で明石市の新人職員に語りかける下村誠治さん=21日午前、同市大蔵海岸通1
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歩道橋事故の現場で明石市の新人職員に語りかける下村誠治さん=21日午前、同市大蔵海岸通1

 花火大会見物客の子どもら11人が亡くなり、247人が負傷した2001年7月の明石歩道橋事故は21日で発生から丸20年となった。現場となった朝霧歩道橋(明石市大蔵海岸通1)では同日、明石市の新人職員研修があり、事故で次男智仁ちゃん=当時(2)=を失った神戸市垂水区の下村誠治さん(63)が「事故から20年。子どもたちに安全安心の意味を伝えることが私たちの役目だ」と訴えた。

 明石市は、同じ01年に起きた歩道橋事故と、当時5歳の女児が犠牲になった大蔵海岸砂浜陥没事故を受けて、7月21日を「市民安全の日」に制定。13年度から、当日に新人や若手職員を対象にした研修を続ける。両事故の後に入庁した市職員の割合は、今春に50・2%と全体の半数を超えた。

 同日午前、歩道橋の事故現場にある犠牲者の名を刻んだ慰霊碑「想の像」の前で、下村さんは新人職員23人を前に「事故当時、わずか1平方メートルに13~16人が詰め込まれた。この状況が想像できますか」と問いかけた。さらに「亡くなった方に背中を押され、語り続けている。市民の安全に責任を持つためにも、家族と自分を守れる人になってほしい」と語った。

 耳を傾けた同市国民健康保険課の職員(22)は「現場で話を聞き、どれほどひどい事故だったのかが実感できた。部署などに関係なく、市民の安心安全に尽くす市職員になりたい」と話した。(小西隆久)

【明石歩道橋事故】2001年7月21日夜、花火大会会場だった明石市の大蔵海岸とJR朝霧駅を結ぶ歩道橋で見物客が折り重なるように倒れ、0~9歳の子どもと高齢者の11人が死亡、247人が負傷した。市の事故調査委員会は警備計画が不十分で、最大約6400人が歩道橋に滞留し、「群衆雪崩」が起きたと認定。明石署や明石市、警備会社の担当者ら5人が在宅起訴され、業務上過失致死傷罪の有罪判決が確定した。

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