兵庫県は２２日、新たに１４９人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１日当たりの新規感染者数としては、３回目の緊急事態宣言が解除された６月２１日以降、最多を更新。直近１週間（１６～２２日）の新規感染者は１日平均１０２・１人となり、１９日連続で増え、６月１日以来５１日ぶりに３桁に達した。

　新規感染者が１００人を超えるのは３日連続。発表自治体別に、神戸市＝３１人▽姫路市＝２０人▽尼崎市＝２１人▽西宮市＝２５人▽明石市＝１２人▽県所管＝４０人。年代非公表の１人を除き、全員が６０代以下だった。県所管では、１０歳未満の男児を含む３人が中等症だった。

　県加古川健康福祉事務所管内の事業所では、１６～２２日の公表分で３０～５０代の男性従業員７人の感染が判明し、新たにクラスター（感染者集団）が発生した。

　県内の感染者は累計４万２２５５人となった。死者は公表がなく、累計１３１５人で変わらない。入院患者は前日から１８人増えて２７４人で、重症者は１人減の１２人。病床使用率は、感染状況を示す指標でステージ３（感染急増＝２０％以上）に当たる２２・５％となっている。重症用の病床使用率は８・７％だった。（まとめ・井川朋宏）

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