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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、開会式を迎えた東京五輪。兵庫県内の医療関係者や聖火ランナーからは「悪い意味で歴史に残る五輪」「皆が歓迎する雰囲気ではないのが残念」といった厳しい声が上がった。

 神戸市医師会の置塩隆会長(71)は「医療従事者は今年の開催に『NO』と言ってきた。今は最悪の状況で、国際的交流により感染が全国に広がるのは当然」と断じる。国内のワクチン接種が進まず、東京を中心に感染が再拡大する状況で、「(収束に対して)逆向きの作用しかない。感染者が急増すれば中断も覚悟を」と警鐘を鳴らす。さらに「選手も国民も一つに向かって気持ちよく競技、応援する一体感がない」と、開催意義にも疑念を示した。

 一方、5月下旬、兵庫で聖火リレーに参加した「56年目のファーストランの会」のメンバーも思いは複雑だ。1964年の東京五輪では悪天候で走れず、半世紀を経てつないだ聖火は、開会式で点火された。

 「前回五輪は戦後の復興、発展に向けた一つの起点だった」と語るのは、副会長の上塚勝さん(75)=西宮市。「今回も国民が皆で『さあこれから頑張ろう』という気持ちになれれば良かったが…。せめて選手には練習の成果を発揮してほしい」と言葉を選んだ。

 会長の近藤宏さん(74)=東京都北区=も「(機運を)盛り上げたい思いもあるが(無観客など)制限は致し方ない。五輪関係者は皆で心をそろえ、しっかりと対策をしないとコロナは収まらない」と注文をつけた。(井川朋宏)

【特集ページ】東京五輪2020

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