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阿部一二三と詩の兄妹による金メダル獲得を受け、取材に応じる(左から)長兄の勇一朗さん、父浩二さん、母愛さん=25日夜、東京都文京区(代表撮影)
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阿部一二三と詩の兄妹による金メダル獲得を受け、取材に応じる(左から)長兄の勇一朗さん、父浩二さん、母愛さん=25日夜、東京都文京区(代表撮影)

 東京五輪柔道でともに金メダルに輝いた男子66キロ級の阿部一二三(23)=パーク24、神港学園高出身=と、妹で女子52キロ級の阿部詩(21)=日本体育大、夙川高出身。新型コロナウイルス禍で大半の会場が無観客開催となったため、家族もテレビ越しに応援した。父の浩二さん(51)は「現場で見られない寂しさはあったけれど、思いは届いたと思う。最高の結果をありがとう」と目を潤ませた。

 試合のあった25日は東京都内の詩の自宅で、浩二さんと母愛さん(49)、長兄の勇一朗さん(25)がそろってテレビ観戦。午後6時40分すぎ、まず詩の決勝が始まった。「脚がガタガタっとなるくらい緊張した」と浩二さん。本戦4分、延長4分超の激闘を祈るように見守り、詩が寝技で勝利を決めると3人で喜び合った。

 次は一二三の出番だ。引き締まった顔つきを目にした愛さんは「大丈夫。絶対、一二三も金メダルを取れる」と確信。早々に足を絡めて相手から技ありを奪い、危なげなく頂点に立つと、家族で抱き合って歓喜した。

 五輪に向けては、家族の総力戦だった。神戸の親元を離れて日体大に進学した詩のために、愛さんも上京して同居。温かいご飯を用意し、たわいもない話に耳を傾け、安らぎの空間をつくった。浩二さんも消防士の仕事の合間をぬって定期的に上京。息子や娘と一緒にトレーニングもし、五輪への思いを語り合ってきた。

 試合後、詩は「家族が見てくれていると信じて戦った。いつも支えてくれる家族に、やっと少し恩返しができた」と感極まった。「我慢強く、しっかりできていたね。よかったね」と詩をねぎらい、一二三には「強かった。すばらしかった」と伝えた浩二さん。「ようやくこの瞬間がやってきた」。離れていても心は一つだった。(藤村有希子)

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