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「大阪に帰ってくると、やっぱり落ち着く」と話す赤井英和(左)と「赤井さんのためならと地元の人が惜しみなく協力してくれた」という上西雄大=大阪市内
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「大阪に帰ってくると、やっぱり落ち着く」と話す赤井英和(左)と「赤井さんのためならと地元の人が惜しみなく協力してくれた」という上西雄大=大阪市内
「ねばぎば 新世界」の一場面((C)YUDAI UENISHI)
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「ねばぎば 新世界」の一場面((C)YUDAI UENISHI)

 大阪・西成を舞台にしたコテコテの人情ドラマが誕生した。映画「ねばぎば 新世界」は、この街で生まれ育った赤井英和と、「赤井さんが自分のヒーロー」という大阪・十三出身、上西雄大監督のダブル主演。地元の全面協力も得て、見る者が明るく前向きになれる、痛快なコメディーに仕上がった。

 ボクシングジムを経営していた勝吉(赤井)は慰問先の刑務所でかつての弟分コオロギ(上西)と再会。コオロギは出所後、勝吉と一緒に串カツ屋で働き、街で助けた少年と恩人の娘が悪徳宗教団体にいると知って2人で救出に乗り出す。

 「浪速のロッキー」と呼ばれた元ボクサーで、俳優として活躍する赤井のイメージを真ん中に置いた「赤井さんありきの映画」と上西。腕っ節は強いが気は優しく、困っている人を放ってはおけない。勝新太郎、田宮二郎コンビの映画「悪名」シリーズで勝が演じた朝吉を赤井に重ねた。「同じようにシリーズ化できたらいいですね」。

 カメラアングルに工夫を凝らした格闘シーンも見どころ。新世界やジャンジャン横丁で撮影し、勝吉の自宅は飛田にある赤井の実家を使った。ホームタウンにいる安心感からか赤井は「せりふが口からというより腹から出てくる感じ。毎日毎日、撮影が楽しみだった」。普段は何度もNGを出すが「今回だけはほとんどなかった」と振り返る。

 弱い者いじめは許さない。逆境に負けるな。人は1人では生きていけない。何度でもやり直せる…。映画に込められたメッセージは“暑苦しい”ほどストレート。「それを赤井さんが言うと違和感なくスッと伝わる。その人柄が作品の最大の魅力」と上西は胸を張る。

 コロナ禍が社会全体に重くのしかかるが、2人は「とにかくネバーギブアップ(ねばぎば)でっせ」と力を込めた。

 大阪・第七芸術劇場で上映中、8月7日から元町映画館で公開。(片岡達美)

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