兵庫県は２９日、新たに２８０人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。直近１週間の平均患者数は１６２・７人で、１６０人を超えるのは５月２５日（１６７・４人）以来。県内の累計感染者数は４万３３９４人となった。

　新規感染者の発表自治体別では、神戸市＝７８人▽姫路市＝１７人▽尼崎市＝４９人▽西宮市＝５５人▽明石市＝１６人▽県所管分＝６５人。西宮市内で６０代男性の死亡が確認され、県内の死者数は計１３１６人となった。

　県は新たなクラスター（感染者集団）１件を公表。神戸医療福祉大（福崎町）の運動部員計１０人が感染したという。

　また、姫路市で１０～６０代の感染者３人からインド由来の変異株「デルタ株」が初めて確認された。今月１２～１８日に市保健所が確認した陽性患者１３人を国が調査して判明。うち２人は同居の親族で神戸市のデルタ株感染者と接触があったという。重症化はしていない。

　病床使用率は２９・４％、うち重症病床使用率は１６・０％となった。

（まとめ・金　旻革）

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