兵庫県は３１日、新たに３２９人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が３００人台になるのは、緊急事態宣言下だった５月１４日（３１４人）以来。新たな死者の公表はなかった。

　新規感染者は発表自治体別で、神戸市＝７３人▽姫路市＝２８人▽尼崎市＝７０人▽西宮市＝６４人▽明石市＝２０人▽県所管分＝７４人。年齢別では、２０代以下が半数以上を占めた。累計の感染者数は４万３９８７人で、死者数の累計は変わらず１３１６人だった。

　直近１週間の新規感染者の１日平均は２２８・６人と７日連続で増え、５月２２日以来、２カ月ぶりに２００人を超えた。

　７月３１日午後９時現在、政府の分科会が示す感染状況の７指標のうち、直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は２９・２７人で、最も高いステージ４（爆発的感染拡大、２５人以上）となった。

　入院患者数は４０７人で前日より２５人増えた。病床使用率は３３・５％で、同指標のステージ３（感染急増、２０％以上）の水準を上回った。重症病床の使用率は１９・７％。入院や宿泊療養を待つ患者は１８４人で、自宅療養者は３７３人となっている。（小谷千穂）

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