秒読みの声だけが響く対局室で、豊島将之竜王(31)が「負けました」と静かに口にした。その瞬間、19歳になったばかりの藤井聡太王位が、最年少での王位戦初防衛に向けて一歩前進した。
対局最終盤、藤井のリードが広がり、豊島の8七歩成(102手目)に対して藤井が8七同金(103手目)と対応した場面で、関係者は投了間近と判断して総立ちになった。
両者の通算対戦成績は藤井が3勝、豊島が7勝となった。25日には、藤井王位が豊島叡王に挑戦する「第6期叡王戦5番勝負」も開幕。両者は今後、王位戦と合わせ、9月にかけて番勝負を最大9局戦うことになる。
藤井は「王位戦は第4局まで少し間が空くので、その間にしっかり準備したい」、豊島も「準備をしっかり進めてがんばりたい」と、ともに次を見据える。(井原尚基)
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