兵庫県は２日、新たに１６５人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。月曜日は新規感染者数が他の曜日より少なくなる傾向があるが、１週間前の７月２６日（７５人）の２・２倍に増加。県内の累計患者数は４万４４６９人となった。新たな死者は４日連続で確認されず、累計死者数は前日と同じ１３１６人。

　発表自治体別の新規感染者は神戸市＝５５人▽姫路市＝１人▽尼崎市＝１７人▽西宮市＝３４人▽明石市＝１０人▽県所管＝４８人。

　直近１週間（７月２７日～８月２日）の新規感染者は１日平均２６７人。２日午前０時時点の入院患者は４２２人（前日比８人増）で、うち重症者は２３人（同３人減）。病床使用率は３４・７％、重症病床使用率は１６・７％だった。入院調整中の患者は１５６人（同２１人増）。

　また、県内の２日の自宅療養者は前日より４７人増え、５１３人だった。ピーク時の５月８日は１８１７人に達していた。

　一方、宿泊療養者は前日比７９人増の６５０人で過去最多だった。県は無症状と軽症は宿泊療養としており、子育てや介護などの事情があり、感染防止対策が取れる場合は自宅療養も可能。第５波では比較的若い人が感染し、重症化していないことなどが、宿泊療養者増の背景にあるとみられる。（まとめ・上杉順子）

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