宝塚歌劇団雪組のミュージカル「CITY(シティー) HUNTER(ハンター)-盗まれたXYZ-」と「ショー オルケスタ『Fire(ファイア) Fever(フィーバー)!』」が7日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市栄町)で開幕した。新トップ彩風咲奈と朝月希和のお披露目公演で、新生雪組の団結力とあふれんばかりのエネルギーが舞台に展開する。
「シティーハンター」は1985~91年「週刊少年ジャンプ」に連載の大人気ハードボイルド・コメディー。東京・新宿を舞台にスイーパー(始末屋)冴羽獠の活躍を、彼を取り巻くくせのあるキャラクターたちと共に描く。2019年に劇場用アニメとフランスの実写版映画が公開されているが、今回は初の舞台化で、齋藤吉正が脚本・演出を担う。
アフリカの小国の王女がクーデターを逃れて来日。警視庁の敏腕刑事・野上冴子(彩みちる)は彩風演じる冴羽とパートナー槇村香(朝月)に王女護衛を依頼する。その頃、新宿では暴力団がらみの犯罪が発生。程なく、冴羽のもとに彼がアメリカにいたころの相棒ミック(朝美絢)が来訪。関係ないと思われた事件が複雑に絡んでくる。
銃の腕はピカイチ、なのに女性にはだらしない愛すべきヒーロー冴羽。歩くとがに股、女性にはお触り、ギャグを言いながらのコミカルな動作など、原作漫画では間抜けなところも、彩風が演じると軽やかでスマートに見えるから不思議だ。気が強く、でもいちずに冴羽を思う香には朝月の明るくさわやかな空気感がマッチしていた。
漫画・アニメらしい突拍子のないキャラクターのため、外国人が演じた実写版も違和感をぬぐい切れなかったが、宝塚という女性ばかりの虚構の世界にはそれがうまくはまったようだ。
ガールズ・ロックバンド「SHISHAMO(シシャモ)」の宮崎朝子が冴羽と香の微妙な心の内を表すナンバー「ワンダーランド」を書き下ろしたのも話題だ。
前半のエネルギーを受け、後半のショーはさらにパワーアップ。赤い衣装で歌い踊るテーマ曲はまさに炎そのもの。黒地に金の飾りの衣装を身につけた彩風が登場、太いビートでぐいぐい引き込む。全編を通しラテンのナンバーを基調に、娘役のフラメンコ、男役のマタドールを思わせるダンスで熱量はさらにアップ。大階段を使ったダンスではきらびやかな銀色の燕尾服を着て正統派男役の魅力も発揮する。
ハチャトゥリアン「剣の舞」をアレンジした曲に乗せた速いステップ、前転や側転などアクロバチックな動きも盛り込み、ラインダンスへとつなぐ。その中心に彩風が立つ。組全体を引っ張っていこうという気持ちの表れか。
花火を思わせるシャンシャンと、最後まで豪華に、圧倒的なパワーで駆け抜ける。
とにかく熱い、新たな雪組の可能性を感じさせる力強い舞台だった。
9月13日まで。東京宝塚劇場は10月2日~11月14日。(片岡達美)

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