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4度目となる緊急事態宣言の発令を前に、会見で兵庫県の措置内容を説明する斎藤元彦知事=17日午後、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)
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4度目となる緊急事態宣言の発令を前に、会見で兵庫県の措置内容を説明する斎藤元彦知事=17日午後、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)
4度目となる緊急事態宣言の発令を前に、会見で兵庫県の措置内容を説明する斎藤元彦知事=17日午後、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)
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4度目となる緊急事態宣言の発令を前に、会見で兵庫県の措置内容を説明する斎藤元彦知事=17日午後、兵庫県庁(撮影・秋山亮太)

 新型コロナウイルスの感染急拡大で、20日から4度目となる緊急事態宣言が発令される兵庫県。折しも県内の新規感染者数は17日、初めて800人を超えた。就任後初めて宣言に対応する斎藤元彦知事は会見で「千人台をうかがう危機感も抱いている」と表情をこわばらせた。宣言の効果に疑問の声もある中、県民に対しては「大変申し訳ないが、改めて感染対策をお願いしたい」と繰り返した。

 県内では、直近1週間の人口10万人当たり陽性者数が80・8人となり、ステージ4(爆発的感染拡大、25人以上)の基準の3倍以上に達した。会見冒頭、斎藤知事は「まさに緊急事態。危機的な状況にある」と訴えた。経済規模の近い福岡県が1日当たり感染者が千人を超え、兵庫の感染拡大も危ぶんだ。

 県独自の対応としては飲食店に対し、会話時にマスクを着けない客に着用を促し、応じなければ退店させるよう文書で要請する。その実効性について記者から質問が相次いだが、「県から要請があるとして、店から利用客に丁寧にお願いしてもらう」と述べるにとどまった。

 兵庫では、4月25日~6月20日にも宣言が発令された。今回の宣言について、斎藤知事は国民へのメッセージの強さを課題に挙げ、16日には国に宣言内容の強化を求めていた。

 斎藤知事は国が今回、発令内容に外出機会を半減する呼びかけや、集客施設の人数制限を盛り込んだことは評価。ただ、同時に求めていた感染収束に向けた出口戦略は示されなかった。(井川朋宏)

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