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兵庫県の要請に従い、地階フロアの利用客数に上限を設けた神戸阪急。出入り口で客数を管理しながら状況に応じて制限する予定という=20日午後、神戸市中央区小野柄通8(撮影・小林良多)
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兵庫県の要請に従い、地階フロアの利用客数に上限を設けた神戸阪急。出入り口で客数を管理しながら状況に応じて制限する予定という=20日午後、神戸市中央区小野柄通8(撮影・小林良多)
兵庫県内の大型商業施設では入場制限などの取り組みが強化され、設定した客数の上限に合わせて、食料品売り場に置く買い物かごの数を減らした百貨店もあった=20日午後、加古川市加古川町篠原町、加古川ヤマトヤシキ(撮影・小林良多)
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兵庫県内の大型商業施設では入場制限などの取り組みが強化され、設定した客数の上限に合わせて、食料品売り場に置く買い物かごの数を減らした百貨店もあった=20日午後、加古川市加古川町篠原町、加古川ヤマトヤシキ(撮影・小林良多)

 兵庫県に緊急事態宣言が発令された20日、県内の百貨店は県などの入場制限要請を受け、入場客数の店頭表示や買い物かごの利用制限など、混雑防止対策に乗り出した。ただ、客数の上限は各社の判断に委ねられており、関係者には「手探り状態」と戸惑う声が広がった。

 大丸神戸店(神戸市中央区)は、元町駅側の地上入り口に館内の客数を表示するモニターを設置した。来店客に周知し、混雑時は入場制限する。芦屋、須磨両店でも実施する。

 県内で7店舗を展開する阪急阪神百貨店は、食料品売り場の客数上限を「新型コロナの影響が出る前の平常時の半数」などと定義して運用を始めた。神戸阪急(同)は基準を上回った場合、地下出入り口を出口専用にするという。

 加古川ヤマトヤシキ(加古川市)は地下食料品売り場の客数上限を500人に設定し、買い物かごの残数や従業員の目視で管理する。山陽百貨店(姫路市)も繁忙期の半数を上限とし、上回れば入り口を閉鎖する。

 県は入場制限の具体的水準を示しておらず、関係者は「対策の実効性は分からない」ともらす。一方、大阪などの店舗でクラスター(感染者集団)が相次ぎ、別の関係者は「できる限り対策して感染を抑える」と話した。

 大丸神戸店を訪れた神戸市須磨区のパート女性(52)は「外食に行きにくいので、デパ地下は開けておいてほしい。ただ医療体制次第では休業も選択肢かも…」と、複雑な心情を明かした。(横田良平、森 信弘)

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