兵庫県内が残暑厳しい一日となった２７日、神戸どうぶつ王国（神戸市中央区）では、カンガルーが木陰で日差しをよけながら氷を枕にうたた寝する姿が見られた。動物たちの暑さ対策に来場者は目を細めていた。

　神戸地方気象台によると、県内はこの日、福崎で最高気温３５・１度の猛暑日を記録。神戸３３・４度、豊岡３３・２度－など県内２０の観測地点のうち１７地点で真夏日になった。２８日は晴れ時々曇りの予報で、最高気温は３０度を超える見込み。

　神戸どうぶつ王国では例年、夏場の水分補給のため、一部の動物に氷をプレゼントしている。この日、飼育員から氷をもらったアカカンガルーはなめたり、そばで寝転んだりして涼をとっていた。氷のプレゼントは３１日まで。（鈴木雅之）