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ベッドに転落防止柵が設置された小児コロナ病床=神戸市中央区港島南町1、兵庫県立こども病院(同病院提供)
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ベッドに転落防止柵が設置された小児コロナ病床=神戸市中央区港島南町1、兵庫県立こども病院(同病院提供)

 新型コロナウイルスの感染力が強いとされるデルタ株の影響で、兵庫県内でも全国と同様に20歳未満の子どもの感染が急拡大している。県内では第4波のピークの3倍近く子どもの感染者が確認され、新規患者の2割を超える。不安を抱く保護者は多いが、現時点で重症化した例はほぼないという。一方で、子どもの感染が家庭内感染や学校でのクラスター(感染者集団)につながる恐れがあるため、医師は引き続き予防の徹底を呼び掛けている。

 今春の第4波で、20歳未満の新規感染者が最も多かったのは4月17日の102人。7月からの第5波の感染拡大を受け、8月24日には282人が確認された。

 県内の小児医療関係者によると、同24日時点で県内で入院中の15歳以下の患者は5人程度。神戸市保健所の入院調整の責任者は「多くは親とともに自宅療養している」と話す。

 県立こども病院(神戸市中央区)では1月8日~8月26日に小児患者18人を受け入れた。1歳以下が7割を超え、全員軽症だった。

 感染症内科の笠井正志部長(49)=小児感染症学会理事=も「治療はほとんど必要なかった」と説明。第5波では、高熱が出たり嘔吐したりする子どももいたが、点滴や解熱剤で治るため、コロナ治療薬を使ったことはないという。

 ただ「基礎疾患のある子が感染した場合、エクモ(人工心肺装置)が必要なケースが今後ないとは限らない」と笠井部長。新学期に入り、クラスターが起きる可能性もある。「5波は感染の速さが特徴。せきだけでなく、下痢や嘔吐など少しでも体調が悪くなればコロナを疑って学校を休んでほしい」と訴えた。

 県立尼崎総合医療センター(尼崎市)も小児コロナ病床を3床備えるが、ほとんど使っていない。昨年4月から今年8月26日までに23人を受け入れ、全員が軽症。感染した親と大人の病床に入る子が大半だった。

 小児感染症内科の伊藤雄介科長(42)は「子どもの重症化リスク自体は低い」としつつ、家庭内で子どもから感染した大人が重症化したり、子どもの感染拡大で学校行事に影響が出たりすることを懸念。神戸市や姫路市で間もなく始まる12歳以上のワクチン接種に触れ、「家族の命や学校生活を守るために勧めたい」と話す。(霍見真一郎)

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