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中国時代劇は初めて。「特筆すべきは弁髪。所作も物珍しく、見てほしい」=大阪市福島区
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中国時代劇は初めて。「特筆すべきは弁髪。所作も物珍しく、見てほしい」=大阪市福島区

 俳優佐々木蔵之介の主宰する演劇ユニット「Team申」が、11年ぶりの本公演「君子無朋」ツアーに挑んでいる。佐々木が演じるのは、中国史上最も勤勉といわれる清朝の雍正帝。「友も仲間も断ち切り、命を注いで国を守る覚悟と孤独が分かった気がする」と話す。(田中真治)

 佐々木は京都出身。神戸大在学中の1990年、劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加し注目を浴びた。テレビや映画に活躍の場を広げる一方、「芝居を始めたときの緊密な感覚で舞台をつくれたら」という思いから、自身の干支にちなむ「-申」を2005年からプロデュース。第3回公演「狭き門より入れ」では、佐々木が読売演劇賞優秀男優賞を受けた。

 今回の作品は佐々木が昨年、中国の専制君主を取り上げたNHKのドキュメンタリー番組に出演したことがきっかけ。1日20時間執務し過労死したという雍正帝の並外れた生涯を知り、「ぜひこのユニークな人に光を当てたい」と考えた。

 中国ロケ中にディレクターの阿部修英に脚本を依頼、演出に「劇団桟敷童子」座長の東憲司を迎えた。タイトルは即位後の宣言に由来。歯に衣着せぬ手紙を地方官吏に直接送りつける“暴君”ぶりが描かれる。

 「悪口雑言の手紙を後で出版し、皆に読ませる。うそみたいだけど史実なんです」。ただ、それが人を育て、次代の繁栄に生きた面もあるという。「言葉のバトルみたいで見応えがある。頭脳と集中力を使うので試されている感じがしますね」

 だが、即位までの40年余りは読書ざんまい。「いわば引きこもりのニートだったのが、なぜ皇帝になれたのか。そのミステリーが途中からの軸になる」

 コロナ禍で国家のリーダー像が問われる中、「今の時代の話になった」とも感じる。「中国史の知識はいらないので、一緒に楽しんでもらえたら」

 8月17~29日(23日休演)、京都府立文化芸術会館(京都市上京区)で。1万500円。キョードーインフォメーションTEL0570・200・888

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