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 阪急電鉄神戸線の西宮北口(兵庫県西宮市)-武庫之荘(尼崎市)駅間で設置が検討されている武庫川新駅(仮称)について、西宮市と尼崎市、兵庫県、阪急電鉄でつくる検討会は3日、事業の具体化に向けた検討に入ることで4者が合意したと発表した。財政難から消極的だった尼崎市が「一定の投資効果が見込める」と姿勢を転換。地元の強い要望がある西宮市は「実現への大きな一歩」としている。

 両駅間は3・3キロメートルで、新駅は武庫川にかかる橋上を想定。市境は川の中央にあり、2013年から4者が検討会を重ねてきた。

 3日公表された報告書によると、事業費は駅舎や駐輪場に約55億円、周辺道路整備に約5億円の計約60億円規模の見通し。負担割合は、国から3分の1の補助金を得られれば、残り3分の2を両市と阪急で折半することになると見込んだ。

 公表済みの試算によると、開業すれば半径1キロ圏内の人口は両市とも千人近く増え、年間税収も西宮市で約2億円、尼崎市で約1億2千万円増える。これらを踏まえ、4者が「地域の課題解決に新駅は有効」との考えで一致したという。

 西宮市は「ようやくスタートラインに立てた」と歓迎。尼崎市は「地域住民の意向を丁寧にくみ取り、事業手法の検討を進めたい」とした。(山岸洋介、大田将之)

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