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素振りをする相生学院高校テニス部の選手。南颯汰選手(左)らは米国の大学進学を目指す=加古川市神野町石守、トップランテニスカレッジ加古川石守校
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素振りをする相生学院高校テニス部の選手。南颯汰選手(左)らは米国の大学進学を目指す=加古川市神野町石守、トップランテニスカレッジ加古川石守校
団体対抗戦の前にボレーを練習する菊地裕太選手=2019年1月、米テキサスA&M大(菊地選手提供)
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団体対抗戦の前にボレーを練習する菊地裕太選手=2019年1月、米テキサスA&M大(菊地選手提供)

 兵庫県加古川市内で練習する相生学院高校のテニス部員が2017年から毎年、米国や英国の大学に進み、現地で団体戦の勝利に貢献、重要な戦力となっている。08年に開校し、国内屈指の強豪校となった同学院。海外に活躍の場を移した選手らは、名門の米カリフォルニア大バークレー校に進んだ菊地裕太選手(21)を筆頭に、本場で飛躍を遂げている。(笠原次郎)

 同学院は構造改革特区の認定を受け、民間会社が運営する高校として相生市内で開校。テニス部には現在、全国から集まった男女70人が所属する。午前中は加古川校(加古川市加古川町北在家)で授業を受け、午後、コート14面が広がるトップランテニスカレッジ加古川石守校(同市神野町石守)で元国体選手らの指導を受ける。

 同学院は19年、全国選抜高校大会の団体戦で、史上初めて2度の男女アベック優勝を達成した。米英の大学へは、今秋の予定を含むと計15人が進学。授業では「生きた英語」の習得に力を入れている。

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 米国留学の道を17年に切り開いたのは、小学生の時にシングルスで全国制覇した富山出身の大島立暉(りき)選手(23)。中学2年時に米国のアスリート養成校に留学したが結果を出せず、高校1年の7月、失意のまま帰国。その2カ月後に相生学院に入学した。

 荒井貴美人総監督(67)は「もう一度アメリカに行かせる」と発奮を促し、大島選手も全国高校総合体育大会(インターハイ)ダブルス2連覇などで応えた。その後、米オレゴン大に進み、団体戦のレギュラーになった。

 大島選手の1年後輩が菊地選手。地元の岩手県の高校に進学することを決めていたが、荒井総監督に説得され、加古川で寮生活を始めた。インターハイで単複団体の3冠を達成した。

 2年生だった16年、全米オープンジュニア予選でシード選手を破って注目を集め、18年にカリフォルニア大バークレー校に進学。1年時から団体戦シングルスエースとして活躍し、将来、プロを目指す。

 「全国的に無名だった中学時代を思うと、今が信じられない。プロになって活躍し、恩返ししたい」と期する。

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 留学を目指す愛知出身の3年南颯汰選手(18)は、シングルスのエースとして団体戦を引っ張る。「ここはコートの面数が多く、練習はやりたい分だけ打ち込める。先輩の紹介で日本のトッププロと練習できる機会もあり、自分をより高めることができた」と高校生活を振り返る。

 プロを10人育ててきた荒井総監督は「将来は錦織圭選手に続く実力者を、加古川から輩出したい」と意気込む。

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■日本人留学生6.8%減 19年度コロナ影響で延期、中止

 日本学生支援機構の調査によると、2019年度の日本人海外留学生は、新型コロナウイルス感染拡大のため、過去最高だった前年度から6・8%減の10万7346人となった。調査開始以来、初の減少。外国人の入国制限などの影響を受け、留学が延期、中止されたためとみられている。

 同機構によると、留学する日本人は09年度の3万6302人から毎年増え続け、18年度は09年度の3倍以上となる過去最高の11万5146人になっていた。

 19年度の留学先は、米国が16・9%を占め、オーストラリア、カナダ、韓国、英国、中国が続いた。上位10カ国で減少幅が最も大きかったのは中国で、前年度から22・5%減った。

 米国の一部大学などは、秋の入学シーズンに合わせ、新型コロナウイルスワクチン接種を入学条件に設定。文部科学省は、海外の大学への進学や長期留学を予定している人を対象に、国内の大学で優先接種を受けられるようにしている。(笠原次郎)

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