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「楓の考えに触れるにつれ、映画にしたいと強く思うようになった」と振り返る杉岡太樹監督=大阪市内
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「楓の考えに触れるにつれ、映画にしたいと強く思うようになった」と振り返る杉岡太樹監督=大阪市内

 男性としての性に違和感を感じ、女性として生きる決意をしたトランスジェンダー(TG)、サリー楓さんを追うドキュメンタリー「息子のままで、女子になる」が11日から元町映画館などで公開される。杉岡太樹監督は「LGBTQ(性的少数者)を扱った映画はすでにたくさんある。自分がこの映画を撮る意味を自問してきた」という。

 建築家を目指す楓は大学院在学中にカミングアウト。就職活動と並行してTGのビューティーコンテストに挑戦する。画一的なTGイメージに一石を投じたかったからだ。

 一方で、カミングアウト後の楓を依然、息子として扱う父親にも迫る。自分が自分であるため違う性を選んだ楓だが、父親の認識は変わらない。「すべて理解し、認め合っているかというと決してそうではない。でもこの2人の関係性こそが多様性を認めることであり、題名にも反映させた」と杉岡監督は説明する。

 終盤、LGBTQにも広く門戸を開く企業など、新たな社会の動きの中で輝きを増す楓の姿を映す。

 杉岡監督は20代をニューヨークで過ごした。「今の日本は個人個人の感情に基づく排他性が横行している」と感じている。「それはいつか自分に返ってくる。自由でいたいと思いながら、自分で自分を不自由にしているのでは」。そんな社会にもっと議論が生まれるような作品を今後も手がけていきたいという。(片岡達美)

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